京都・南座の坂東玉三郎の特別公演に行ってきました。
彼の踊りはこれまでテレビでしか観たことがなく、今回初めて生の踊りを観てきました。
圧巻でした。
女性よりも女性らしく、何から何まで美しく、目が離せませんでした。固唾を呑むとはこのことか、と思いました。
細やかでしなやかな指先の動きから、首、肩、背中の動かし方、瞬きのひとつまで、本当に美しかったです。
圧倒的な踊りの表現力でした。
日本の美しい伝統文化が継承されてゆくことを願って、観劇することで貢献・応援できたらいいなぁと思いました。
そして今回、クラシック音楽にも言えることですが、鑑賞する側も、知識を持って鑑賞することはとても大事だな、と実感しました。
かと言って決してマニアックになる必要はなく、作品ができた背景や時代、どのように継承されてきたか、見所やクライマックス、などなど、おおまかなことを頭に入れておくだけで楽しめる範囲がグンと広がると思います。
敷居が高いと思っていたものが、意外と親しみやすく感じたり、共感できたり。新たな発見がいくつもあると思います。
そんなことを考えて、鑑賞の楽しみを再発見した1日でした。
私も、音楽と真摯に向き合っていよう、と思ったのでした。
そして所作にも気をつけます…✨
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